青空床屋さん

  いかにもインドらしい理由によって、いつもの床屋さんが営業停止になってしまって、既に2カ月あまり。
息子の髪ものび放題でした。困ったな~~と思いながら、シャッターのしまったお店の前をぶらりと通ったら、いつものおじさんが・・・・。
 『ホーム サービス OK!』とかなんとか、片言の英語で一生懸命客引きしていました。
 すかさず、予約!!!自宅の住所を3回ぐらい確認され、予約の時間も4回ぐらい聞かれ、ちゃんと私の言っていることをおじちゃんが理解してくれているのか、 そしてインドなのでちゃんと約束通りに来てくれるかも半信半疑でしたが、なんと時間ピッタリにいらっしゃいました道具を全部持ってきて、そして出張料などとらず、お店と同じ値段で。ちゃっかりバリカン使うのに、我が家のベランダのコンセントを見つけ、息子をそこまで引っ張っていき、首筋まできれいに仕上げてくれました。おまけに、ちょっとわざとらしくほうきとちりとりをおいておいたら、私の無言のメッセージと視線を感じたのか最後の掃除まできちんとしてくれました。・・・・・インドの商売人はたくましいな~~。お店が突然営業停止になってしまったら、困るのはお客より、お店の人。たいした貯蓄などないだろうから、日々の生活がかかっているハズ。でもこんな危機はきっとこの人たちにとって日常茶飯事のような気がする。踏まれても、踏まれても決してめげないインド人魂を感じてしまいました。今日は久々のお仕事でなんか家族のごはんの材料とかちょっとは買えるかなあ~~~と余計なことまで考えてしまいました。
 ちょうど息子の友達が来たので、おじちゃんのはさみさばきを宣伝してみると、彼らも『えっ、今、ここで切ってもらえるの???』と便乗。そして、私もちょっと白髪染め。普段は上のお店の美容院で女の人が担当している仕事も、ちゃんと材料(ヘナ)を持参してきて、やる気満々。おじちゃんの心意気に拍手でした。
 ちなみにこれが、インドの一般的な青空床屋。首都のデリーでもよく見かけます。ちなみに息子の床屋は250ルピー(約400円)。この路上床屋は正確なことは分かりませんが、ドライバーに聞いてみたら、20~50ルピーぐらいじゃないか・・・・って言っております。
 息子に『一回挑戦してみる???』って聞いてみたら、速攻『やだー!!!!』
髭剃りとかしてもらっているおじさんをみると、実に気持ちよさそうなのですが・・・・・。
もちろん、その髭剃りの衛生状態は???とか考え始めると・・・・ですが・・・。
まれ~に外国人と思われる人が挑戦(?)している姿を目にしましたが・・・。

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