交差点での物売り
車が交差点に停まると、様々な品物を売りにやってきます。雑巾や携帯の充電器、洋書やなべ、新製品の車の掃除用ワイパー、最近はハンドスピナーもよく見ます。純粋は物売りならまだいいのですが、赤ちゃんを連れたお母さんや、お年寄りなどが、『何か食べるものを~~~』というジェスチャーをしながら、窓をトントンしてくるのをみると切なくなってしまいます。
また、バク転やちょっとした芸などを必死にして、おひねりを求める子供たちもいます。汗をたらたら流しながら風船を必死に売る子供たちも・・・・。この子たちにちょっとしたお金をあげても、すぐに近くで見ている大人にとられてしまう。この子たちに少しでも何か渡したいと思うなら、お菓子とか、もらってすぐ口に入れてしまうものがいい・・・という話を聞いたこともあります。まだまだここインドはカースト制が根強く残っていて、日々食べるものに困っていたり、路上生活者もたくさんいるようです。
冷房をガンガン効かせて、ゆったり優雅に車に乗っている我が子たちとこの路上の子どもたち、見慣れてしまったとはいえ、いつも複雑な心境になります。
ハナゴン(3歳)でも、『No!!!』といって、さっと車の窓のカーテンを閉めるのがじょうずになってしまいました。