サッカー

 インドで生活していても、日本人学校に通っている息子は完全に日本社会の中で生きています。お友だちは日本人ばかり。日頃接するインド人はドライバーとヘルパーのみ。
 ハハとしては、せっかく異国の地に住んでいるので、現地の子どもたちと交わる経験をして欲しい・・・・と。公園にあそびにいったり、いろいろなイベントに参加したりしましたが、やっぱりどれも1回ぽっきりで、突然出会う子どもたちとは言葉の壁も厚くなかなか難しい。。。
 という時、インターナショナルスクールに通う日本人のお友だちに誘われ、出会ったのが地元のサッカーチーム。インドの子がほとんどですが外国籍の子もちらほら。コーチはサッカー王国、ナイジェリアから。インドの子どもたちはお互いヒンドゥー語を使ったりもしますが、こうやって習い事をできるぐらいの子どもたちは、学校でも英語を主に使っているようで、英語を普通に使えます。もちろんナイジェリア人のコーチはヒンドゥー語はできないので、英語が公用語。みんな母語ではない英語を使ってインターナショナルなコミュニケーション。(あっ、ひとり、おそらくお父さんがイギリス人のハーフの子が最も流暢な英語を話していましたが・・・)英語でサッカーが習えるなんて一石二鳥!!!ともちろんハハがとびつきました。
 はじめは英語もヒンディー語も分かる日本人の子を心の支えにスタートしましたが、彼が本帰国してしまっても(こういうことはよくあるんですね~~~。仲のよかったお友だちがある日突然本帰国ということ)、息子は嫌だとも言わず1年ほどがんばりました。
 小学校入学、酷暑期、一時帰国、などでずるずる4か月も休んでしまいましたが、ちょっと涼しくなってきた頃、練習試合のお誘いが・・・。『行く!!!』と目を輝かせた息子。怠慢になっていたハハも腰を上げコーチに参加表明を。
 ブランクがあっても息子の名前を大きな声でよんで、パスを求めてくれるチームメイト。息子の動きはしっかり練習不足でしたが、とっても楽しそう。彼の現地交流の場として、やっぱりサッカー続けてくれるといいな~~~と願うハハでした。
 インドでは、(首都のデリーだから余計かもしれませんが・・・)予想以上に英語が公用語となっており、英語があれば十分生活ができます。インド人にとっても英語はある意味ステイタス。階層の上のほうの人たちはふつうに英語を使ってインド人同士でも会話をしていますし、家庭でも主に使っている言語は英語で逆にもっと本来の母国語であるヒンドゥー語を教えていかなきゃという危機感をもっているほどです。
 英語ができるか否かで職業や収入にも大きな違いが出てくるので、子どもたちの英語習得のスピードやレベルは日本の子とはあっという間に雲泥の差となってしまいます。
私も息子には小さいころから、少しずつ英語に触れる機会は作ってきたと思っていましたが、インドに来て、それぐらいのものでは何の役にも立たない。もっともっと積極的に使う機会を作っていかないと使える英語にはならないなあと痛感しています。
息子には英語嫌いにならないこと、身振り・手振りを駆使してでも何とか知っている単語を並べてコミュニケーションをとろうという意欲を持ってくれればと願っています。

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