街並み紹介

　私たちが住んでいる、ちょっとハイソな地域を出て、大通りを渡ると、まだまだこんな街並みが見られます。ハウススタッフ（いわゆる使用人ですね）として働いてくれるヘルパーやスイーパーさん、ドライバーさんたちが住んでいるのはこんなところです。これでも、ここはデリーの真ん中、インドの首都です。

　この商店街っぽいところにいろいろなお店が並んでいます。

　ここは額屋さん。写真屋でインドで7歳と3歳になった子どもたちの記念にとってもらった写真をいれる額を注文しました。自分で好きなフレームを選び、すべてオーダーメード。立派な七五三の写真が1000円以下で仕上がりました。注文したとおりに作ってくれるので、ある意味注文する側のセンスが問われますが・・・。

　謎なのは、同じような額屋さんが数件まとまってあります。これでそれぞれのお店が成り立つのか、そして、注文したものが自分の店にないと、ちょっと待ってといってほかのお店に品物を探してきて、売ってくれる。えっ、こういう場合儲けはどうなるの？？？みな親戚とか？？？こういうことはよくありました。金物屋、家具屋さん、革製品屋、などなど手に職をつけた職人さんたちがたくさんいます。おそらくこれが家業で、〇十年間、この仕事をず～～っとしてきて、そのお父さんも、おじいさんも、そのまたおじいさんから引きついたお店で・・・という感じに。

　ここはアイロン屋さん。気温が40℃になろうと45℃になろうと（路上の温度はもっといっているかもしれない…）ひたすらアイロンをかけているおばさん、尊敬してしまいます。私は家で全部へルパーさんがしてくれるので一度も利用したことはないのですが、一枚いくらぐらいの値段でやってくれるんでしょうか。炭を入れてアイロンを温めるものもよく見ます。なるほど、これなら電気がなくても大丈夫なのね～～～。バーベキューできそうな感じ。

　インドの嫌なところのひとつが道路がゴミだらけで汚くくさいこと。でも、こうやって毎日『道路をはいてくれるお仕事』の人もいます。そして、それとは別に『ごみを集める仕事』の人。さすが分業の国。ただ、依然全く道路がきれいにならないのは、人々の公衆衛生の概念が極めて低いから！！！『道路にゴミは捨ててはいけません』全員がこういう意識を持てれば、街はずいぶんきれいになるのではないかな～～～と。