ハイアラート(高度の警戒態勢)

 インドデリーは心配していたよりも治安も悪くなく、幼い子を連れての生活も意外に大丈夫だなあと思っていましたが・・・。
 先週末めずらしくハイアラート(高度の警戒態勢)が・・・。
 なにやら新興宗教の指導者が性的暴行の罪で有罪判決を受けたことに抗議する信者ら数千人が暴徒化しているとか・・・。何とも迷惑な話です。でも、どこの国でも宗教が絡むと信じられないような出来事が起こりうる可能性があるので・・・。日本人学校からも『土日は外出を控えるように』という緊急連絡網がまわってくるほどです。
 私の住んでいる地域はまず大丈夫とのことですが、まあ、いつどこで何があるかというのは分かりません。ドライバーも『あまり出歩かないほうがいい』ということで、引きこもりの週末。子どもたちはテレビ、ゲーム三昧で満足そうですが、そういう我が子の姿を見ていることに、逆にハハはストレス。
 結局何ごとも起こらなかった週末を終え、月曜日の今日の午後に量刑が表明されるとか。そのあとにまた暴動が起こる可能性があるということで、また、今日もわさわさ・・・・。
 ドライバー曰く、『何かあるかもしれないから、1日位学校や仕事は休んでも問題ない。でも、今日不用意に出歩いて、もしものことがあって、命の危険があったとしたら・・・・。』
 えっ、そんな大変な問題なの???結局正確な情報が十分入らない私たちは、ドライバー等インド人の噂話に翻弄されるしかない。。。。!?
インド人も大の話好きなので、噂が噂を呼び、話に尾びれ背びれがつき・・・。聞く人、聞く人、いうことが違う!!
まあ、今日は日本人学校も平常営業。これが私たちの一番信用できる大切な判断基準。それを信じ、何事もないことを祈りましょう。
平穏な毎日を送っていると、ついつい忘れてしまいがちでしたが、異国の地に住んでいること、この国の情勢のよくわかっていない外国人は地元の人の警告を素直に聞き、安全策をとったほうがいいんだよなあ・・・・、と感じているここ数日です。
後日追記:結局幸いなことに、この後何も大きな事件は起こらず、単なるとりこし苦労となりました。よかった、よかった。
 ただ、時々こういうことが起きると、自分自身が異国に住んでいる、自分たちの身は自分たちで守らなきゃ、と再度気を引き締めるいいきっかけになるなあと改めて感じた出来事のひとつでした。

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