国名

インド

正式国名

インド共和国
Republic of India(Bharat Ganarajya)

国旗

サフランと白、緑の3色の横じま。サフラン色は勇気と犠牲、白色は真理と平和、緑色は大地と誠実を表す。中央の法輪は古代文明を象徴している。

国歌

『Jana Gana Mana』(ジャナ・ガナ・マナ『インドの朝』)
ノーベル文学賞を受賞した詩人、ラビーンドラナート・タゴール作

面積

約329万km2(世界第7位)

人口

約13億3911万人(2017年推計)

首都

ニューデリー New Delhi

元首

プラナブ・クマール・ムカルジー(2012年~)
Pranab Kumar Mukherjee

首相(知事)

ナレンドラ・ダモダルダス・モディ首相(2014年~)
Narendra Damodardas Modi

政体

政治は連邦共和制で、議会は二院制。元首は大統領で、首相は大統領が任命する形だが、実際の力は首相のほうが上。

民族構成

トルコ・イラン、インド・アーリヤ、スキト・ドラヴィダ、アーリョ・ドラヴィダ、モンゴロ・ドラヴィダ、モンゴロイド、ドラヴィダの7種

宗教

ヒンドゥー教徒80.5%、イスラム教徒13.4%、キリスト教徒2.3%、スィク教徒1.9%、仏教徒0.8%、ジャイナ教徒0.4%、そのほかの宗教0.7%

チップ

【ホテル】荷物を運んでもらったり、ルームサービスを頼んだりしたときにはチップを渡したほうがマナーとしてスマート。目安としては、中級ホテルではRs20、高級ホテルでは荷物1個につきRs30~40程度。

【レストラン】サービス料が含まれている場合は不要だが、そうでない場合は5%程度。ただし、庶民的なレストランではおつりの小銭を置けばよいし、それも必ずというものではない。

【その他】個人でガイドや車を手配した場合、ガイドには客ひとりにつきRs100~が相場。

マナー

【飲酒】イスラーム教は飲酒を禁じており、ヒンドゥー教徒も飲酒をあまり好まない。しかし各町には酒屋があり、ライセンスをもつレストランやバーで飲むことはできる。ただしグジャラート州、ビハール州、ケーララ州、マニプル州、ナーガーランド州では禁酒法が施行されており、禁酒法が施行されていない州にもドライデー(禁酒日)がある。この日は酒類を一切販売しない。ガーンディーの生誕日や独立記念日など、特定の祝祭日は国全体で禁酒が行われる。また、全国の主要道路や鉄道駅などから500m以内でのアルコールの提供は禁止されており、ヒンドゥーの聖地でもアルコールの販売制限がある。

喫煙

インドでは公共の施設での禁煙法が施行されている。対象となる場所は空港のラウンジ、ホテル、レストラン、カフェ、バー、駅、バス停、ショッピングモール、映画館、病院、学校など。違反者にはRs200の罰金が科せられる。ただし喫煙エリアが設けられている場所は、公共の場所であっても喫煙可能。

安全とトラブル

【治安】インド最北部のカシュミール領有問題で、パキスタンとは緊張状態にある。以前と比べると状況は改善されているが、まだ観光客は多くない。またアーンドラ・プラデーシュ、オディシャ、チャッティースガル各州の奥地、ジャールカンド、ビハール両州の農村地帯では、「ナクサライト」と呼ばれる極左武装勢力による襲撃事件が頻発している。それ以外の地域でも、テロ予防などの理由によって大都市に危険情報が出されることがある。

【犯罪】詐欺やスリ、ひったくり、性的暴行、睡眠薬強盗などが発生している。特にデリーでは旅行会社がらみの詐欺事件が多発している。

【健康】基本的に予防注射は必要ない。無理をしない、暴飲暴食をしない、飲み水に気を付ける、食前の手洗いを励行するなどを心がけていれば、体調を崩すことも少ない。

 

出典 『地球の歩き方』より